予約投稿は、決めた日時に自動で投稿してくれる便利な機能です。担当者が休みの日でも、決まった時間に発信できます。
ただ、便利な分、落とし穴もあります。いちばん怖いのは、世の中で大きなことが起きているのに、のんきな投稿がそのまま出てしまうことです。
この記事では、予約投稿で気をつけたいことと、止めるためのルールのつくり方をまとめます。
予約投稿で起こりやすい落とし穴
まず、どんな失敗が起こりやすいかを知っておきましょう。
- 場に合わない投稿が出る:災害や事故、悲しいニュースのときに、明るい宣伝が流れてしまう。
- 情報が古くなる:予約したあとに内容が変わったのに、前の情報のまま出てしまう。
- 誰が予約したかわからない:担当者が複数いて、止めたいときに誰に聞けばよいかわからない。
- 止め方を知らない:止めたい人が、予約の画面の場所や操作を知らない。
どれも、予約投稿そのものが悪いわけではありません。あらかじめルールを決めておけば、防げることばかりです。
止めるかどうかを決める基準
いざというときに迷わないよう、止める基準を先に決めておきます。
- 大きな災害が起きたとき(自社の地域かどうかに関わらず)
- 多くの人が悲しむ大きな事件や事故があったとき
- 自社や業界で、問題やトラブルが起きたとき
- 投稿の内容(日時、値段、在庫など)が変わったとき
- 担当者が「なんとなく今は違う」と感じたとき
最後の項目も大切です。「迷ったら止める」をルールにしておくと、判断が早くなります。止めて困ることは少ないですが、出してしまって困ることは多いからです。
誰が、どう止めるかを決める
基準だけでなく、実際に止める人と手順も決めておきます。
| 決めること | 例 |
|---|---|
| 止める判断をする人 | SNS担当者。不在のときは上司 |
| 実際に操作できる人 | 担当者を含めて2人以上 |
| 止め方の手順 | 画面の場所と操作を、短いメモにしておく |
| 連絡のしかた | 止めたら社内のチャットで知らせる |
操作できる人を2人以上にしておくのがポイントです。1人だけだと、その人が休みのときに止められません。
予約投稿を複数のツールで管理していると、止め忘れが起きやすくなります。どこに予約があるのか、一覧で見られるようにしておきましょう。
再開するときの決め方
止めたあと、いつ再開するかも悩むところです。ここも、考え方を決めておくと安心です。
- 状況が落ち着いたかどうかを、ニュースなどで確かめる
- 止めていた投稿の内容が、今出しても問題ないか見直す
- 必要なら、内容や言い方を変える
- 判断する人が確認してから再開する
再開をあせる必要はありません。止めていた投稿は、そのまま出すのではなく、一度見直してから出しましょう。お知らせが必要な場合は、ふだんより落ち着いた言い方にするなどの配慮も考えます。
日ごろからできる準備
いざというときに慌てないために、ふだんからできることがあります。
- 予約は先に入れすぎない(見直せる範囲にしておく)
- 予約の一覧を、週に1回は見直す
- 止め方のメモを、担当者全員がすぐ見られる場所に置く
- 止める基準を、社内で共有しておく
- 年に一度くらい、止める練習をしてみる
AIや自動化の仕組みで投稿をつくっている場合も同じです。自動化が進むほど、「止める」仕組みを人が持っておくことが大切になります。
止めたことを社外に説明する必要は、多くの場合ありません。ただ、ふだん毎日投稿しているアカウントなら、落ち着いてから通常どおり再開すれば十分です。何も言わずに静かにしておくことも、ひとつの配慮です。
まとめ
予約投稿は便利ですが、世の中の状況に合わない投稿が出てしまう危険があります。止める基準、止める人、止め方を、先に決めておきましょう。
- 災害や大きなニュースのときは止める
- 迷ったら止める、をルールにする
- 操作できる人を2人以上にする
- 再開は、内容を見直してから
- 予約を入れすぎず、定期的に見直す
まずは、止め方のメモを1枚つくるところから始めてみてください。




