AIを使えば、投稿の文章や画像を短い時間でつくれます。企業のSNSでも使う場面が増えてきました。
その一方で、「AIでつくったものは、自由に使ってよいのか」「ほかの人の権利をおかしていないか」と心配になる方も多いと思います。
この記事では、AIでつくった投稿や画像を使うときに気をつけたいことを、一般的な考え方としてまとめます。法律の考え方は国や場面によってちがい、変わることもあります。判断に迷うときは、専門家に確認してください。
まず使っているAIの利用規約を確かめる
最初に確認したいのは、使っているAIサービスの利用規約です。利用規約とは、そのサービスを使うときの約束ごとです。
- つくったものを、仕事や会社の発信に使ってよいか
- つくったものの扱いについて、どう書かれているか
- 入力した情報が、どう扱われるか
- 禁止されている使い方はないか
無料で使える版と、会社向けの版で、約束ごとがちがう場合もあります。会社で使うなら、担当者だけでなく、社内で規約を確認できる人にも見てもらうと安心です。
また、規約は変わることがあります。一度読んで終わりにせず、ときどき見直しましょう。
ほかの作品に「似せない」
AIでつくったものでも、ほかの人の作品とよく似ていると、問題になる可能性があります。
- 有名なキャラクターや作品の名前を、指示に入れない
- 特定の作家やデザイナーの名前を出して「〇〇風に」と頼まない
- できたものが、知っている作品に似ていないか確かめる
- ほかの人の文章や画像を、そのまま入力して作り直さない
「AIがつくったから大丈夫」とは言い切れません。できあがったものを人の目で見て、似すぎていると感じたら使わないのが安全です。
人の顔・名前、ロゴや商品名への配慮
権利には、作品の権利のほかにも気をつけたいものがあります。
| 気をつけたいもの | 注意の例 |
|---|---|
| 実在の人の顔や名前 | 本人に似せた画像をつくらない。社員の写真を使うなら本人の許可をとる |
| ほかの会社のロゴや商品名 | まぎらわしい使い方をしない。画像に勝手に入れない |
| お客さまの情報 | 名前や連絡先などをAIに入力しない |
| 社外秘の情報 | 発表前の情報や社内資料を入力しない |
特に、入力する情報には注意が必要です。お客さまの情報や社外秘の情報は、AIに入れないことを社内のルールにしておきましょう。
本物とまちがえられない工夫
AIでつくった画像は、本物の写真のように見えることがあります。見る人がまちがえると、誤解やトラブルにつながります。
- 実際の商品、お店、イベントの写真の代わりに使わない
- 「実際にあったこと」に見える画像は避ける
- 必要に応じて、AIでつくった画像であることを書き添える
- お客さまの声や体験談をAIでつくらない
最後の項目はとても大切です。実際にはない体験談や口コミをつくって載せることは、お客さまをだますことになりかねません。
社内ルールと確認の流れをつくる
担当者ひとりの判断にまかせると、見落としが起きやすくなります。社内で、ルールと確認の流れを決めておきましょう。
- 使ってよいAIを決める:規約を確認したサービスだけを使う。
- 入力してはいけない情報を決める:お客さまの情報、社外秘など。
- 確認する人を決める:投稿前に、担当者以外の人も見る。
- 迷ったときの相談先を決める:法務の担当や、外部の専門家など。
【投稿前の確認メモの例】
・使ったAI:
・ほかの作品や人に似ていないか:
・ロゴ、商品名、人の顔が入っていないか:
・本物とまちがえられないか:
・確認した人:
まとめ
AIでつくった投稿や画像は便利ですが、権利の面で気をつけることがあります。ここに書いたのは一般的な考え方です。判断に迷うときは、専門家に確認してください。
- 使っているAIの利用規約を確かめる
- ほかの作品や人に似せない
- お客さまの情報や社外秘を入力しない
- 本物とまちがえられる使い方をしない
- 社内ルールと、人が確認する流れをつくる
まずは、社内で使っているAIの利用規約を読むところから始めてみてください。




