SNSを続けていると、ほとんどの人が「もう書くことがない」と感じる時期をむかえます。最初は話したいことがたくさんあっても、だんだん同じ話ばかりになってしまう。これはめずらしいことではありません。
この記事では、AIを使ってネタを出す方法を紹介します。ただ「ネタを出して」と頼むだけでは、ありきたりな案しか出てきません。頼み方のコツと、出てきた案の選び方まで説明します。
ネタ切れは「切り口」が足りないだけ
ネタ切れに見えるときでも、話せるテーマそのものはたいてい残っています。足りないのは、同じテーマを別の角度から話す「切り口」です。
たとえば、料理について発信しているなら、「作り方」だけでなく「失敗しやすい点」「道具の選び方」「忙しい日の工夫」など、いくつもの切り口があります。テーマは同じでも、切り口を変えれば新しい投稿になります。AIは、この切り口を広げるのがとても得意です。
まずは、自分の発信テーマを紙やメモに書き出してみましょう。そのテーマごとに「質問」「失敗」「体験」「考え」の4つの切り口を当てはめると、それだけでネタの候補がいくつも生まれます。AIに頼む前に、自分で少し考えておくと、AIへの頼み方も具体的になります。
AIに伝えるべき3つのこと
AIにネタを出してもらうときは、次の3つを伝えると、ぐっと使える案が出てきます。
- 自分のテーマ:何について発信しているか
- 見てほしい人:どんな人に届けたいか、その人の悩み
- 切り口の種類:どんな角度で案がほしいか
私は〇〇について発信しています。
見てほしいのは、〇〇で困っている人です。
次の切り口で、それぞれ5つずつ投稿ネタを出してください。
・よくある質問への答え
・やりがちな失敗
・はじめての人がつまずく点
・自分の考え(賛成・反対が分かれそうなこと)
切り口を指定すると、案がかたよりにくくなります。毎回ちがう切り口を試すと、ネタの幅が広がります。
自分の体験とかけあわせる
AIが出す案は、だれにでも当てはまる一般的なものになりがちです。そのまま投稿すると、ほかの人と似た内容になってしまいます。そこで、自分の体験とかけあわせます。
やり方はかんたんです。最近あったこと、うれしかったこと、困ったことを箇条書きにして、AIに渡します。
次は、最近の私の出来事です。
・〇〇
・〇〇
この中から、私のテーマ(〇〇)につなげて投稿にできそうなものを選び、投稿ネタにしてください。
出来事にないことは足さないでください。
「出来事にないことは足さない」と伝えるのは、AIがそれらしい話を作ってしまうのをふせぐためです。自分の名前で出す投稿なので、事実でないことが入っていないか、最後に必ず読み直しましょう。
自分の体験から生まれたネタは、ほかの人にはまねできません。読む人にとっても、親しみやすい投稿になります。
出てきた案の選び方
AIはたくさんの案を出してくれますが、全部を使う必要はありません。次の基準で選びましょう。
- 自分が本当に言えること、経験したことか
- 見てほしい人の役に立つか、気持ちに寄りそえるか
- 最近の投稿と、内容がかぶっていないか
- 根拠のないことや、言いすぎを含んでいないか
迷ったら「自分が話していて楽しいか」も大切な基準です。楽しく話せるネタは、言葉にも気持ちがこもります。
ネタをためる場所をつくる
選んだネタは、1つの場所にまとめておきます。表計算のシートやメモアプリなど、すぐ開けるものが便利です。次のように分けておくと、あとで使いやすくなります。
| 項目 | 書くこと |
|---|---|
| ネタ | 一言で内容を書く |
| 切り口 | 質問・失敗・体験など |
| 状態 | 未使用・下書き中・投稿済み |
| メモ | 思いついた言い回しなど |
ストックが10個以上あると、「今日は何を書こう」と迷う時間が減ります。週に1回、AIとネタ出しをする時間をつくると、ストックが切れにくくなります。
ネタ出しを習慣にするコツ
ネタ出しは、困ったときだけやるより、習慣にしておくほうが楽になります。たとえば、週に1回、15分だけ「ネタ出しの時間」をカレンダーに入れておきます。
その時間にやることは、次の3つだけです。
- この1週間にあったことを、箇条書きでメモする
- メモをAIに渡して、投稿ネタにしてもらう
- 使えそうなものだけを選んで、ネタ帳に入れる
また、反応がよかった投稿は、別の切り口でもう一度話せないか考えてみましょう。たとえば、やり方を紹介した投稿が好評なら、次は「やってみて失敗したこと」を話す、という具合です。一度よろこばれたテーマは、見る人が関心を持っているしるしです。同じ話のくり返しにならないよう、角度を変えて広げていきましょう。
まとめ
SNSのネタ切れは、話すことがなくなったのではなく、切り口が足りないだけのことが多いです。AIにはテーマ、見てほしい人、切り口の種類を伝えて案を広げてもらい、自分の体験とかけあわせる。選ぶのは自分。ネタは1か所にためておく。この流れをつくれば、ネタ切れの不安はぐっと小さくなります。




